『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

にいに2017年3度目の入院 パパとママのにいに看病記

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上記記事の続き。

※下記記事を合体し加筆修正したものです。
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にいに2017年3度目の入院手術翌日パパの看病

にいには今回の緊急手術入院で今年(2017年)3度目だ。一度目が8月の旅行後、2度目は10月のワイヤー抜去のための再手術入院だ。全て外傷によるものなので外科的処置が滞りなくすめば完治するはずだ。そう信じている。

11月26日夕方、にいにの病室へやってきた。箱ティッシュとコップ、スプーン、フォークをにいにに渡す。
今にいにの右肘は痛々しく包帯で覆われている。肘には針金というより金属の棒が埋め込まれ、先端部分は肘から突き出ている。痛そうだ‥‥にいに自身、手術からもうすぐ丸一日が過ぎようとしているがだいぶ辛そうにしている。

点滴をしながらだがトイレや病棟内を歩くことは出来るようだ。だがあまり元気がなさそうだ。右手を痛がっている。当然と言えば当然である。看護師さんに言われ熱を測る‥‥「37.0度」やや高い。にいに普段低いし‥‥

術後のレントゲン写真でも見たが、肘から前腕部にかけて金属の棒が刺さっているのだ。それも3本も‼︎
想像を超える痛さだと思う。


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病院食を嫌うにいに

夕食の時間だ。係員から食事が配膳されたが、にいにはほとんど見向きもせず食べようとしなかった‥‥病院食が気に入らないようで、何度言っても効かない。パパが怒っても懇願しても真剣に説得してもダメだった‥‥‥‥

ならばどうするか‥‥本人は、ご飯にかけるおかかのふりかけが欲しいという。病院食のふりかけもあるのに‥‥そっちは断固拒否の姿勢だ。

しょうがないのでママにメールしリクエストしておく。パパとしては病院食を食べるようにして欲しいが全く食事を口にしないのならやむを得ないと考えた。看護師に相談すれば良かったが言えなかった。

ママからメールで「にいににポカリスエットをあげて欲しい」と要望がきたのでそうする。にいににポカリスエットを渡し飲ませると飲んでくれた。ひとまずポカリスエットを飲んで水分補給するように言って病室を後にする。

11月27日 月曜日 パパは仕事

明日は、職場に行き仕事だ。明後日以降のことも職場に相談しようと思う。

11月27日月曜日は職場に出勤した。
長男(にいに)の傷病程度を説明し、妻(ママ)は自宅で次男(けんけん)を保育していることから、火曜水曜木曜と休暇をもらった。月末で忙しいところで申し訳ないと思ったがやむを得なかった。


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ママが喘息っぽい

最近寒くなってきてママの体調があまり良くない。先週火曜日21日に「ぜんそく」でかかりつけの内科を受診し、約一年ぶりの診察だったので「ぜんそくは辛くなってから通院するのじゃなくて、定期的に診せに来ないとダメですよ」と言われたそうだ。

だからにいにの看病でママに無理をさせないようにしなければと思い3日間休暇をいただいた。金曜日だけ出勤し、土日月と休みをまたもらうことにした。

金曜日退院ならママとジジババにお願いして仕事行こう

金曜日あたりにいにの退院日になるかもしれないが、そのときはママやおじいちゃんとおばあちゃん(ママのお父さんお母さん)にお願いする。土曜日退院ならパパが行こう。このときはそう考えた‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

今でも思う。過去に戻ってやり直したい。そう強く思う。もうどうしようもない‥‥‥‥悔恨で気が狂いそうになる。


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11月28日火曜日の看病

面会は11時からなのでそれに合わせてパパがにいにのお見舞いに行く。にいに今日はだいぶ元気そうだ。もう結構動き回れるみたいだ。パパはホッとした。

にいにからの注文でママにメールする「3DSのソフトがいくつかまだ家にあるはずなので探して持ってきて欲しいって」ママ「了解」と返事ありママに持ってきてもらうことになった。

にいにの今日のお昼(病院食)は「カレーうどんとツナサラダ」だった。にいにのところへ配膳され、パパも手伝うがにいに自分で一生懸命食べてくれてる。パパもホッとし、にいにに「身体が丈夫になるようによく食べてね」と励ました。

今日は夕方でママと交代だ。にいににバイバイしてパパが家に戻り交代でママが病院へ向かう。家でねえねとけんけんと留守番だ。

ママが作っておいてくれたカレーを食べる。けんけんいっぱい食べたけど、そのままお風呂入らず寝てしまった‥‥最近だいぶ大きくなったので重い‥‥諦めてそのまま寝かせる。

自宅の電話が鳴った。出るとにいにの担任の先生だった。にいにのことを心配して電話してくれたようだ。明日か明後日見舞いに行きたいと言う。にいにを見舞いに行っているママにメールで知らせておく。明日はパパが夕方からにいにを見舞いに行く予定だ。


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11月29日水曜日パパとけんけんでお出かけ

11月29日水曜日、今日はママが先ににいにの看病に向かう予定だ。

三連休2日目、朝から今日もパパと一緒で機嫌のいいけんけん。レゴで作品を作る。
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左上端に見切れてるのはけんけんの足

けんけんはママが出かけるときは高確率で愚図る。それを防ぐためにパパとけんけんで、ママが出かける前にお出掛けすることにした。

パパとけんけんで柏駅から常磐線に乗り、上野を目指す。
けんけんは上野に行くのに、たまに特急に乗ったりすると喜ぶが、快速の先頭車両の運転席後部の窓から電車の前方の眺めを見せるとご満悦だ。ずっと抱っこしながらというネックはあるが。この日は確か先頭車両で抱っこして、けんけんは前方の景色を眺めご満悦だったと思う。

なお、上野まで行くのに特に理由はない。けんけんと一緒だとお昼の場所もある程度限られるが、お昼を食べてぶらぶらして帰るだけだ。ママからは「せっかく上野に行くんだからそろそろ動物園にでも連れて行ってあげたら」と言われだしたのを覚えている。

パパとしては「ママも一緒の方がいいかな。パパの平日休みの次の機会にパパとママとけんけんで行きたいな。にいにねえねには悪いけど学校だから仕方ない」と思っていた。でももうそんな機会もない。

上野をぶらぶらし、アメ横方面に行く。おもちゃ屋さんとかけんけんが気に入りそう(パパも興味ある)ところに入りたくもあったが予算の都合でカットし、結局お昼もすき家にした。けんけんはおまけのおもちゃと残った野菜ジュースを持ってご満悦。

上野パンダ像前で
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ポーズ取るのがイヤで愚図る。

けんけんちょっとだけ歩いたので少し疲れたかな?早めに家に戻る。けんけんおネムネム

家に戻り、夕方学校の授業が終わったねえねが帰宅し、そろそろママと交代。ママに帰ってきてもらい、パパがにいにの看病に向かう。


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29日は夕方からパパが看病&担任の先生がお見舞いに来た。

パパがにいにのところに着いて、しばらくして夕食の時間になった。パパがどうにかにいにに夕食を食べさせようと悪戦苦闘しているとママからメール「にいにの担任の先生がこれから見舞いに来る」という。

それには了解( ̄^ ̄)ゞだったが、相変わらずにいにちゃんと食べない。まず、食べるのにパパの助けは要らないご様子。

今日の病院の夕食は「鶏肉のトマト煮とスープ」だったが、鶏肉だけ食べて後は一切手をつけない。ご飯も病院のふりかけをかけず、持ち込んだママからのふりかけ(持込ダメですごめんなさい)でやっとご飯を食べた。いくら言っても聞いてくれない‥‥好き嫌いにも程があんだろ‥‥‥‥

夕食を片付けた頃、担任の先生がにいにのお見舞いにやって来た。
にいにの担任の先生、非常に熱心に指導してくれる。今日も、みんなで撮った写真(にいにもいる写真)に、寄せ書きをしてもらったのを持って来てくれた。にいにの同級生から「はやく元気になってね・もう骨折すんなよー」的な暖かいメッセージでいっぱいだった。

先生もとにかく熱い感じで、最近の授業のこととか話してくれる。にいにも先生の話を聞いて少しは元気が出て来てくれたようだ。今後の学校生活については「週末退院予定(期日はまだ未定)、週明けから学校には復帰予定」ということで、学校復帰後、利き腕が使えないことからの不便な点について色々話したが、にいに、右手の指先は少しずつ動かせるようで、可動範囲が広がれば不便さもある程度解消するが、その辺は医師の指示による。

その日は担任の先生とともに面会時間いっぱいまでにいにと先生と学校のこと、勉強のことを話しながら過ごした。


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11月30日木曜日はパパがずっと看病

11月30日木曜日は、ママ体調優れないし、せっかくパパ休み取ったんだからということで、パパがずっとにいにの看病に行くことになった。

パパがにいにの病室に着いてすぐ、にいにの退院の日取りについて看護師さんから話が来た。明日金曜日に退院するか、明後日土曜日に退院するか、だ。要は「明日でも明後日でもいいですよ」ということだ。

にいには明日金曜日退院したいそうだ。パパとしては、明日仕事を入れているので出来れば土曜日がいいと思ったが、にいに早く退院したいと言う。そりゃ出来るだけ早く退院したいよね‥‥ということで明日退院の方向で調整する。

まず、ママにお願いすることになるが、退院する場合今のところ昼前の予定であり、退院の手続きだけならそこまで負担にはならないかと考えた。ママもそしたら明日おじいちゃんおばあちゃんを呼び、けんけんのお世話などを手伝ってもらうと言っている。

そして、担当の先生(医師)から、正式に明日退院予定ということで許可が出た。退院後は、家での生活の注意点「転ばない・ギブスを濡らさない」ように気をつけること。お風呂は、ギブスを濡らさないようにビニールで包めば入れる。学校は来週から行って大丈夫だと言われた。

にいに、今日はパパが着く前の午前中検査や診察が色々あって疲れたそうだが、夕食前に熟睡を始めてしまった‥‥‥‥夕食の時点で起こして、食事をさせようとしたがなかなか起きてくれない。テレビをつけてみたら、にいにが毎週欠かさず見ていた「ポケモン」の時間だった。テレビから流れてくるポケモンの音が聞こえたら、にいになんとか起きた。

だが、目の前に配膳された夕食を一瞥するや、拒絶した。目の前の食事や、パパと目を合わさずに布団にくるまってテレビを見ている。

今日の病院の夕食メニューは「焼き魚、カボチャ、お吸い物、茹で野菜」だった。せめて、ご飯だけでもと思い、ご飯に、持ち込んでいたふりかけをかけたが、それでも食べない。

あまり強く言わないつもりで、諭すように食べるように言うも拒絶して泣き出した‥‥
退院したら、家でちゃんと食べてくれると信じるしかないなぁと思い、「家帰ったら食べるよね?」と聞くも返事が芳しくなかった。「病院食がそんなに嫌か‥‥」と思ったが、どうすることも出来なかった‥‥

昼食のときは「鶏肉と豆腐、ご飯」を頑張って食べてたのに‥‥偏食がヒドすぎる。が、にいにも入院生活に嫌気がさしているなぁと感じざるを得なかった。

徒労感を味わいつつ、面会時間終了に伴い帰宅する。明日はにいに退院だ。パパは仕事なのでママにお願いするとして、週末にいにを励ますために何かご馳走などを計画しようと思った。

明日は運命の日
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