『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

にいに右手モンテジア骨折!また入院手術!

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前段の「夏の旅行編」と「にいにの入退院編」

キャンプ編
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トーマスランド&にいにの骨折発覚
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にいに入院手術等
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時系列は夏キャンプ→にいに骨折→入院手術(ワイヤーで固定)→秋再入院手術(ワイヤー抜く)

ワイヤー抜去手術とディズニーシー
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→まもなく完治という流れだったのだが‥‥

11/12ドラえもん展に行った。※リメイク版
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この頃にはすっかり良くなり、12月からはプール教室への復帰も見えてきたところだった。

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にいに怪我した!?

11月最後の土曜日の午後、パパは家で新しく入れるケーブルテレビの設置工事の立会い中だった。にいに達子供達は外で遊んでいた。
にいにだけ室内に戻ってきた‥‥早口で「ケガしたから休憩する」と言って足早に2階へ向かった。‥‥ケガ❓よく聞き取れなかったが「休憩する」と言ってたが‥‥

次いでママがけんけんとともに外から戻ってきた。ママがにいにはどうしたかと聞いてきたので「休憩すると言って2階に行ったけど」と言うと、ママはそのままにいにの様子を見に2階へ行ったかと思うとパパを呼んだ。

工事の立会い中だが一寸中座する旨業者に伝え2階へ行くと、真っ青な顔でベッドで横になっているにいにと、ママ「にいに転んで右手を打ったみたい」と言う‥‥‥‥にいにまたかよ‥‥と思った。どうしてすぐ言わないんだ?と思った。

早口で「ケガした」と言ってたようだが‥‥パパも業者対応中であったので、通り過ぎた際に捨てゼリフのように言われても‥‥と思ったがとにかく右手を確認する。右手が肘から下の部分が動かせないと言う‥‥また、右肘部分がボッコリ腫れている。

右手骨折してるな‥‥と思い、工事は終了したところであったので説明もそこそこに工事業者は帰ってもらい、すぐ左手を治療中だった病院へ電話し、「左肘の骨折治療中であること、担当医は整形外科の〇〇先生である」ことを伝え、何とか了解を得て、タクシーを呼び、にいにと2人で病院へ向かった。


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にいにの右手は『モンテジア骨折』

病院に到着し、救急外来に行く。時刻は夕方4時過ぎだ。やってきた看護師さんと共ににいにの上着を脱がせここでやっと右手の全体を確認した。左肘のときと一緒だった。右肘から前腕にかけて強く腫れている。多少待たされ、レントゲン・CT検査と続いて受けた。

そういえば転んで右手を地面に打ったとしか聞いていない。ママも直接は見ていないそうだし、何があったのか確認する。

にいには「隣の子とぶつかった」というので「何してたの?その子と一緒に遊んでた?」と聞いたが、にいには

「その子とは一緒に遊んでなかった」「急にぶつかってきた」

というので、待っている合間にママに連絡し、お隣さんに状況を確認してもらうようにお願いした。

看護師さんから検査の途中経過を聞くと右肘関節部分の骨が骨折しているようで、手術になるだろうという。ママから「今日帰れるか」とメールが来ていたので「帰れないと思う」と返事をする。

一通り検査を終え、医師から説明を受けることになった。やはり夏の骨折のときの先生が来てくれた。

内心、予定外の患者が飛び込んだことで申し訳ない気持ちが大きいが、にいにの怪我の具合が心配だ‥‥‥‥
先生は

「右手の尺骨が骨折し、橈骨が脱臼してます、こういう骨折を『モンテジア骨折』と呼んでいます。『モンテジア骨折』は17世紀初め頃の『モンテジア』って名前の医者が発見したのでそう呼ばれています。尺骨の骨折とそれに圧迫される形で橈骨に脱臼が生じる外傷を総称して、こう呼んでいます」

という。当然初めて聞く傷病名だが、印象に残ったので現在までよく覚えている。


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即入院手術!?

先生「すぐ入院して手術しましょう。小児科病棟部屋の空きもあります。今日夜8時くらいに手術したいと思います」
何とも急だがお願いするだけだ。にいには辛いだろうが全身麻酔をすれば寝ているうちに終わる。

麻酔医の手が空く(前の手術が終わる)まで待ち時間があり、手術室に入ったのが午後9時前になった。概ね2時間程度の予定だ。にいに全身麻酔のマスクを嫌がるが、麻酔が効いて意識が無くなるまで手を握り付き添った。私は未経験だが全身麻酔用のマスクをすることで「スゥーッ」と意識が『落ちる』ようだ。にいにもすんなり眠ってくれた。これであとは先生にお任せするのみだ。

3時間くらい待っただろうか、待合室にいたところ、にいにの手術が終わったと呼ばれたので手術室前の控室に入った。しばし待ち、先生が来た。

「手術は無事終わりました。今、彼の肘は針金で固定しています。急遽行った手術で間に合わせの器具を使用しており、針金の先端が肘から出た状態になってます」

と先生から説明を受けた。何とも痛々しいことだが仕方ない。1週間程度入院して経過を見るという。麻酔が切れるのをしばらく待ち、覚醒してきた段階で、病室へ行くことになった。移動前ににいにのところへ行き、付き添って病室へ移動する。




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手術無事終了にいに酸素マスク嫌がる

にいに薄っすらと意識が戻ってきたようだが、酸素マスクを嫌がる素振りを見せていた。「がんばったね」と声をかけ、一緒に移動する。この酸素マスクは独特の匂いがするのか意識が戻ってくるとにいにいつも嫌がる。「大事なマスクだから付けて」と言っても嫌がる。前回はそれで嘔吐したりしたこともあった。看護師に聞いたら外すのはダメらしい。しばらく首元にかけておいて様子を見てもらう。

ところで、手術後覚醒した際いつも皆酸素マスクを嫌がるのだが、全身麻酔未経験のパパにはその「辛さ、嫌さ」がよく分からない。美味いものではないのだろうが未経験のためその辛さを理解してあげれないというのも悲しいものだ。ググるほどではないが実体験した成人の方に体験談を聞けたらいいのだが…

小児病棟へ入院

入院する病室は小児病棟になった。これでねえねとけんけんは前回と違い面会は出来ないことになる。病室まで一緒に行き、病室でしばらく様子を見ていたところにいにだんだん起きてきた。

相変わらず酸素マスクは嫌がっていたがだんだん起きてきたのでパパが「にいに起きた?よくがんばったね」と声をかけたら「d( ̄  ̄)」左手の親指でサインを送ってくれた。喋るのは億劫そうだが一安心し、まもなく12時近くなるので帰ることにし、明日日曜日また来るとにいにに伝えて病室を後にした。

日曜日は、先にママがにいにの見舞・お世話に行くことになった。利き腕の右手が塞がり、食事も不便になる。
先にママに病院に行ってもらい、パパとねえねとけんけんで留守番をする。


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怪我の原因

家にいたところ昼前に訪問客があった。お隣さんだ。昨晩パパからママにメールで「お隣さんに、にいにとぶつかった状況を確認して欲しい」とお願いし、ママからお隣さんへ、お子さんとぶつかった結果にいにが大怪我したことを伝えてあった。

お隣さんに、にいにの怪我の状況を説明した。パパとしては正直複雑な心境だった‥‥治療費は子供は入院しても1日あたり300円なのでそこはあまり問題にならない。するつもりもない。が、にいにが負ったダメージは心身ともに計り知れない。

この結果にいにはまる半年体育の授業を受けれなかったり、プール教室を休会したりして我慢が続く結果になった(前半3か月はキャンプの骨折)のだし、そもそも、衝突した際のにいにの話を信じるならば後ろからぶつかられて転倒していることになる。いわば追突だ。

しかもその後は、倒れて痛がるにいにを上から見下ろして見つめたが、何も言わず行ってしまったようだった。その子はねえねと同級生なのでにいにからしたら年下ではあるが‥‥ことを荒立てる気はないがその辺のことを考えると心情が穏やかではなかった‥‥

端的に「残念です」と伝えた。お隣さんも私の雰囲気を察し「通院等手伝えることがあれば何でも言って下さい。出来る限りのことをします」と言って頂いたのでひとまず了承した。


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にいにの病室へ

先に向かったママから「にいにお昼にチャーハンとシューマイを食べたよ」とメールが来たので折り返し「お隣さんが来たのでにいにの怪我の状況を説明した」旨メールしておいた。
留守番組のお昼は急だったのでラーメン屋に連れて行きパパねえねけんけんでラーメンを食べてお昼にした。

夕方前にママがにいにの病室を出て、パパが交代でにいにのところへ見舞に行くことにした。その際ママからメールで「ティッシュペーパー・コップ・スプーン・フォークを持っていくように」と言われていたので忘れずににいにのところへ持っていくことにした。

以降にいにの入院看病編へ続く
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