『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

にいにのモンテジア骨折(2)

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続きです。

病院に到着し、救急外来に行く。時刻は夕方4時過ぎだ。やってきた看護師さんと共ににいにの上着を脱がせここでやっと右手の全体を確認した。左肘のときと一緒だった。右肘から前腕にかけて強く腫れている。多少待たされるも、レントゲン・CT検査と続いて受けた。

そういえば転んで右手を地面に打ったとしか聞いていない。ママも直接は見ていないそうだし、何があったのか確認する。
にいには「隣の子とぶつかった」というので「何してたの?その子と一緒に遊んでた?」と聞いたが、にいには「その子とは一緒に遊んでなかった」「急にぶつかってきた」というので、待っている合間にママに連絡し、お隣さんに状況を確認してもらうようにお願いした。





看護師さんから検査の途中経過を聞くと右肘関節部分の骨が骨折しているようで、手術になるだろうという。ママから「今日帰れるか」とメールが来ていたので「帰れないと思う」と返事をする。

一通り検査を終え、医師から説明を受けることになった。やはり夏の骨折のときの先生が来てくれた。内心予定外の患者が飛び込んだことで申し訳ない気持ちが大きいが、にいにの怪我の具合が心配だ‥‥‥‥
先生「右手の尺骨が骨折し、橈骨が脱臼してます、こういう骨折を『モンテジア骨折』と呼んでいます」「モンテジア骨折」は17世紀初め頃のモンテジアって名前の医者が発見したのでそう呼ばれています。尺骨の骨折とそれに圧迫される形で橈骨に脱臼が生じる外傷を総称して、こう呼んでいます」という。
初めて聞く名前だが、何故か印象に残ったので現在までよく覚えている。
先生「すぐ入院して手術しましょう。小児科病棟部屋の空きもあります。今日夜8時くらいに手術したいと思います」
何とも急だがお願いするだけだ。にいには辛いだろうが全身麻酔をすれば寝ているうちに終わる。





麻酔医の手が空く(前の手術が終わる)まで待ち時間があり、手術室に入ったのが午後9時前になった。概ね2時間程度の予定だ。にいに全身麻酔のマスクを嫌がるが、麻酔が効いて意識が無くなるまで手を握り付き添った。私は未経験だが全身麻酔用のマスクをすることで「スゥーッ」と意識が『落ちる』ようだ。にいにもすんなり眠ってくれた。これであとは先生にお任せするのみだ。


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