『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

人生楽しく健康に生きる

題名は、長男が、学校の授業で書いた作品である。

「人生楽しく健康に生きる」

という長男が考えた文を掛け軸のようにして書いたものだ。

なんのことはない普通の事柄なのだが、私の最愛の妻であり、子供達の大好きなママを喪ったことを踏まえると、何とも言い難い悲しい感情が込み上げてくる。これを先日、小学校の先生から受け取って文章を見たとき、不覚にも涙が出た。

長男が何を思いこの作品を綴ったのか聞いてみたところ、母親を亡くすという辛い経験を経て、「人生辛いことが沢山あるけど、『楽しく』、そして、一番大事なことである『健康に』生きよう」という切実な思いを文にして書いたのだと言う。






今の私には、健康については、「子供達を残して死ねない」という思いから、義務的にではあるが健康には留意しようとは思っている。だが、最愛の妻を失い、正直、これからの人生において、楽しいことを楽しむこと。楽しく過ごそうという意識が‥‥‥‥無い。

これではダメだという意識はあるし、はけ口逃げ口趣味はそれなりにある。趣味というものは本来楽しむものであり、趣味を持っている癖に楽しめないというのはなんて言い草だと言われそうだが、趣味に興じても心底から楽しむことが出来ないと感じているし、今までは子供達と妻と一緒に楽しんだレジャー等も肝心の妻と一緒じゃないのに楽しめというのが無理な話だ。

だが、人生辛い辛いとだけ言っていてもしょうがないというのは分かっている。長男の言うように少しずつでも楽しいことを「子供達と一緒に」楽しいと思えるようにしていきたい。これからの人生を少しでも「楽しむ」ということは別に「妻を忘れる」ということではない。妻も私がずっと鬱鬱としているのを見たら「パパ元気出して‼️」と言ってくれる気がする。物事について今はなかなか笑ったり楽しんだりすることは難しいが、出来るだけ子供達に合わせていければいいかなと思う。

「人生楽しく健康に生きる」

この作品は妻の遺影の隣の壁に貼って飾ることにした。

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長男の力作だ。
うん、壁が汚い。掃除しなくては(~_~;)
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