『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

お風呂嫌いのけんけんはすぐママを求める

けんけん‥‥相当な利かん坊である。

お風呂はなかなかパパと入らず、断固拒否する。無理矢理お風呂に入れようとすると暴れる暴れる。どこにこんな力があるんだろうってぐらい死にものぐるいで抵抗してくる。
けんけんお風呂はいつもにいにと入りたがる。にいになら優しく身体や頭を洗ってくれる?にいに大好きなけんけん。にいにも多少は乗り気で「にいにママ」と称したりしている。パパも「『パパママ』だよ」とけんけんに言っている。
けんけんは愚図ると「パパ〜パパ〜」と言うが、酷くなると途中から「ママ〜ママ〜」に変わってしまう。それを聞くとパパも感情的になって「ママは居ないんだよ!」と言ってしまう。

それでも健気なけんけんは、朝は、パパと一緒に、ママにお線香を上げたり、リンを鳴らし、「ママおはよう」と言ってママの遺影などの写真に声をかける。いわばそこにある非日常の象徴である祭壇が日常の一部分になっているのだ。そこに当然にある祭壇・遺影・遺骨。にいにも同じく。





だが、パパには、それが非常にツライ。ずっと葬儀直後の祭壇が今現在まで維持されていることになり、妻の死から私の中の時間が全く進まない。
そこで、仏壇を準備した。「仏壇」と言う「ママのお家」を用意したのだ。みんなの大事なママの居場所が祭壇から仏壇に移る。これでパパの心もちょっとは安らぐと思う。

さて、けんけんだが、パパの仕事の都合で朝は早くこども園に行く。大抵トップだ。夕方も7時前ぐらいのお迎えなので大抵ラストだ。早ければ6時半だが大体この間だ。お迎えが6時半ならまだ元気(お腹空いたアピールする)、だが、7時なら眠さが勝り愚図りだす。駄々をこねる。グズグズするから余計に遅くなる。

家に着いても、眠さが勝ってくるとご飯が進まない。お風呂はそもそも嫌い。下手しいご飯もお風呂も入らずに寝る。リビングのソファーなどで寝込んでしまうならまだしも、最近は自主的にパジャマに着替えてパパやにいにを誘いベッドへ突進しようとする。パパはともかくにいになんか誘われた挙句にけんけんを寝かすのではなく自分が先に朝まで寝てしまう始末。(当然風呂も入ってないし、翌日の学校の準備も出来てない)

それでも当然けんけんをお風呂には入れなくてはいけない。最近では「誰と入る?」と聞いてみると「にいにと、ねえねと」と言ってみたり「(にいにと)入らない」「(ねえねとも)入らない」「(パパとも)入らない」「(おばあちゃんと)入る(即座にじぶんで否定)」などと喋った挙句、結局は「誰とも入らない」と言う。ようはお風呂を避けるための方便。




何とかなだめて、服を脱がして裸にしても、「(寝室近くの)トイレに行く」と言うので、連れて行ったら、途中で逃げ出し、寝室に立て篭もろうとする。裸で。抱き抱えて何とかお風呂に入らせても「漏れちゃう」と言ったりしてどうにかお風呂から逃れようとする。(実際には漏れてない。というか嘘なのだ)

‥‥‥‥賢いというか小賢しい。まだ3歳なのに、知能が発達した挙句悪知恵ばかりついている‥‥‥‥


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