『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

届かない手紙、最愛の人との馴れ初め 出会った記念日に入籍

今週のお題「あの人へラブレター」

あなたに出会ったのはもう14年前になりますか。

夏の日8月20日この日に出会いました。といっても、友人が主催した飲み会、いわゆる合コンで知り合ったんだよね。

この出会った日は私にとって忘れられない記念日になりました。


その日私は、友人から「合コンで欠員が出たから」と数合わせのため数日前に誘われた。

その年は壮絶に振られたり、同僚特に後輩が次々と結婚していく中、自分は結婚どころか、恋人も出来ないんじゃないかなどとネガティブな思考に陥っていた。






そんな最中に貴女に出会いました。池袋駅東口の昔の三越の前で待ち合わせ。
この合コンの後何度か待ち合わせ場所に使ったりしました。今はヤマダ電機になっちゃいましたが。

この時、初めてお会いした印象は、長身のすらっとした感じで「中井美穂」さんに似た感じがして印象は良かったですが、まさかこの方と一緒になるなんて想像出来ませんでした。

ただ、正直なところ、一次会の飲み会の際は申し訳無かったけども席も離れていて特に印象は残りませんでした。二次会で何故かボーリングに行きました。盛り上げるだけ盛り上げた覚えはありますが、大ウケというほどでも無かったろうと思いました。

更にヘタレなところもあり、次に繋げるどころか連絡先を聞こうともしなかった自分。今思えば情けなくもありますが。

解散のとき別れ際に名残惜しそうにして連絡先を交換してくれましたね。それを皮切りに他の方とも連絡先を交換しましたが、メールのやり取りが続いたのは貴女とだけでしたか。

そんな時、もう一度会おう。飲み行こうという話になりましたね。相変わらずヘタレな自分は2人でという勇気がなかなかありませんでした。そんなときにメールでふいに下の名前で呼ばれたことと「2人で行きましょう」と言われ、情けなかったのと自分の中で何かのスイッチが入った気がしました。

そして記念すべき2人きりの最初のデートは合コンの10日後、上野の「アジアンキッチン」というお店にしました。早めの時間(午後6時)に訪れたのでまだ空いていたため個室感のある座席に座ることができました。

なんかカップル専用席みたいな感じで、緊張しながらも、主に私が話しながら4時間(!)過ごしました。そんな長い間なのにずっと微笑みながら私の話ばかり聞いてくれましたね。あの頃から自分の話ばかりしてました。反省してますがとても楽しい時間だったと記憶しています。貴女もそうだと嬉しいのですが。

あの後、一度だけ2人でリピートに行きましたね。思い出のお店です。いまググったら潰れてましたが(⌒-⌒; )

さてアジアンキッチンを出て時間は夜10時、名残惜しかった私はカラオケに誘いました。貴女は嫌がらずに頷いてくれました。合唱をやっていると聞きましたがとっても美しい歌声でしたね。

思い返すと完全に恋に落ちていました。カラオケ店で1時間過ごし、駅まで送って別れました。次は「一緒に映画を観に行きましょう」とだけ約束しましたね。

日にちは決めませんでしたが、すぐ後でメールやり取りし、2.3日後に会って映画を一緒に観た。「誰も知らない」是枝裕和監督の名作ですが当時そんなに映画を観てなかった私には難しそうな感じがしたが、良くも悪くも衝撃を受けた。カルチャーショックを受けたような感じだった。こんな貴重な体験を一緒に出来たのも嬉しかった。

また2.3日後池袋サンシャインのナンジャタウンに2人で行きました。
bandainamco-am.co.jp
餃子をいっぱい食べたりビールを飲んだり楽しい時間でしたね。
昼から会っていて、だいぶ長い時間ナンジャタウンで遊びましたが、 ディナーのことはあまり考えてませんでした。当時も今も行き当たりばったりですみません。






ナンジャタウンを出て‥‥このまま帰っちゃいそうな雰囲気の中、このままこの人と離れたくない。ちゃんとしないとという思いが強くサンシャインを離れる前に展望台へ向かうエレベーター室前のお店の看板が目に入りました。
SUNSHINE CRUISE CRUISE | Just another 株式会社銀座クルーズ site

高そうな雰囲気、ジャケットを着ていたのでドレスコードはセーフか。ええいままよ!とばかりに「このレストランで食事していきましょう!」と貴女に声を掛けました。

その場ではオッケーをもらいましたが、いざエレベーターで上階へ上がり、レストランの入り口を目の当たりにするとお互い高級な雰囲気に気圧されましたね。

清水の舞台から飛び降りる覚悟でお誘いしました。コース料理がメインでしたがその時はアラカルトとアルコールを注文しました。というのも餃子スタジアムで結構食べたからね。(コース料理はその2ヶ月後に婚約指輪を渡しながら一緒に食べたね)

その席上思い切って「僕と付き合って下さい!」と告白しました。貴女は「今までと同じでよろしくお願いします」とか言ってたかな。返事が呆気なかったのでよく覚えてなくてすみません。

それとも、私はまだ3回目のデートだったので自信がありませんでしたが、貴女はその気になってくれてたのかな?

帰りは大雨になってしまっていました。どちらかの折りたたみ傘1つに入り、傘を持つ貴女の手を握るようにして傘を持ったら「ヒュッ」と効果音でも出そうなくらい素早く手を引っ込められましたね。ちょっとだけショックでした。

私は後にも先にもない大恋愛だと思いましたが、更に感動したのは数日後やっとキスした時「男性と付き合ったことなくて‥‥」と言われた時。大切にしていかなければと思いましたが振り回してばかりだった気もします。






1年後私達が出会った記念日である8月20日に婚姻届を2人が初めて出会った場所である池袋にある豊島区役所に提出して入籍をしました。

その他にも色々な思い出がありましたね。
この手紙は、貴女に絶対怒られるようなことを好き勝手書いてます。でもどうしても、貴女との思い出をしたためて残しておきたい。そう思いました。

この手紙は貴女には永遠に届きません。私の最愛の妻へ。大好きだったよ。ずっとずっと愛してます。

ママに会いたいです。


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