『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

葬儀費の精算

ママの葬儀告別式に際して、私の職場関係、ママの友人関係、子供達の小学校関係や近所の方など、方々から多数の方に参列して頂いた。その数は200名を超える。

昨今は、非常に簡素な葬儀が流行っているという。一般的に「家族葬」「密葬」と呼ばれるのがそうだ。

私はそちらの葬儀スタイルについては、未経験であるし、ママの葬儀が終わってすぐにまた葬式のことについては考えたくもないため記述は避ける。

私は当時葬儀について細かく検討することは正直出来なかった。突然のことで激しく動揺しており何も考えられなかったのと、とにかく、「葬儀告別式を滞りなく執り行なわなければならない」という一種の使命感めいたものしかなかった。

それ以外の感情は「悲しみ・絶望」といった非常にネガティブな感情しかないので「葬儀告別式という一大行事に向けて」頑張ることしか考えられない。他のこと(負の感情なので)は考えるべきではない。そう思った。

そして、私の職場関係では夫婦ともにお世話になった方々も多いのと、何よりママの死を悼んでくれるだろうママの友人・ご近所さん・小学校のいわゆるママ友など多くの方が訃報を知ると駆けつけることが予想できた。

なので、出来るだけ多くの方に訃報を知らせた(後日届いた年賀状を見て、ママの親しい友達に訃報の伝え漏れがあったことを知るが、それについてはまた別の機会に触れる)。





そして葬儀の形式について、お金の都合もあったが、葬儀屋に任せた。私は「葬儀告別式というものはまず生きている者(遺族のみでなく)が故人を悼むために行うもの」と考えており、遺族だけで行う考えはなかった。

うちの場合、私の職場関係者・ママの交友関係、訃報を知らせれば知らせるほど参列者は増えることが予想され、事実そうなった。

事前の想定でも通夜告別式の両日で約200名と想定し、ほぼほぼその通りとなった。葬儀の詳しい内容については既に記しているのでここでは省略する。

ここで、私は葬儀屋やお坊さんの回し者ではないというということを一言断っておきたい。
今回ママの葬儀ではトータルで200万円以上かかっており、頂いた御香典を算入しても大赤字であった。もしかして(いやもしかしなくても)ボラれたかとは思っても仕方ない。そう考えた。

少ない預貯金の大部分が消えた計算になり、これからの生活を最優先で考えるべきだったか‥‥‥‥という思いは当然拭えないが「ママをきちんと見送る」ことを優先・集中した結果なので納得するしかないと思っている。

とここで、葬儀費の精算についてだが、高額だし当然「振込み」である。だが昨今のご時世(いわゆる振り込め詐欺の多発)、振込みについてはかなり制限が厳しくなっている。

現金での振込みなどごく少額でしか出来ずもはやシステムとして意味をなさないと言っても過言ではないだろう(ヤフオク等ネットオークションでは使われると思うが)。

口座による振込みも1日100万円までと制限されており、振込みに向かった銀行で尋ねたら、「2日に分けては」などとバカなことを言われた。私の性格上そんなことはできないしたくない。

そこで銀行口座振込み上限額を上げるために生体認証手続をとることを考えた。生体認証、私の取引銀行に聞くと「手の静脈」を登録して行うという。

生体認証登録さえしてしまえばいいと思ったが‥‥‥‥「銀行登録印が必要です」と言う‥‥‥‥

「そんな都合よく銀行登録印なんか持ってくるかよ」と思い「本人が来てるのに認められないのは不可思議だ」と思い少し粘ったが「規定」の壁は厚く、認められなかった‥‥





何度も銀行に来てられない。このときはそう思った。さて、どうするか‥‥‥‥そう言えばオンラインアプリを持っていたのを思い出した。
近頃は銀行のアプリでオンラインで振込みが可能なのだ。アプリを開くと、あった。「振込み額変更」

私は偶然にも「ワンタイムパスワード」を既に登録しており、これによりスマートフォンで、振込み上限額変更「上限100万から200万」に出来た。

振込みが必要な残金は「198万5000円」なので、ポチポチとクリックし葬儀屋の口座番号を入力し‥‥‥‥振込み実行ポチっとな。出来た。

平日はその瞬間に振込み実行が完了する。至って便利だと感じた。ちなみに同じ銀行の口座間であったため手数料は0円、ただだった。

葬儀費の精算も済み、年内にやっておかなければならないことも残り少なくなってきた。


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