『ママに会いたい』【死別した家の非日常と日常の話】

2017年12月1日、最愛の妻と死別し、突如父子家庭となり11歳の長男、10歳の長女、3歳の次男の子育てに悪戦苦闘しながら、前に進んだり後ろを向いたり横を向いたりする日々を綴る雑記ブログでである。

妻が倒れたときのこと

妻が倒れたときのことだが、小学校の方々からは当日は
「直接倒れた状況を見た人は居なかった」
と言われていた。

校庭が広いためそんなものかと思ったが、発見に時間がかかった訳でもなさそうなので、もう一つ倒れたときの様子が詳しく分からないものかと思っていた。

後日お子さんと一緒に弔問に来た近所の方から「子供が奥さんが倒れたところを見た」と言われ、本人から話が聞けた。

近所の子なので妻と顔見知りであるその子は「小学校の校庭で〇〇くんママ(妻のこと)と会って『こんにちは』と挨拶した。

〇〇くんママは頭だけ下げてくれた。マスクをしていたので表情は分からなかったけど、見送ってたら、つまづいて転んだのかと思ってそのまま見ていたら起き上がらなくて駆け寄ったら苦しそうにしてたので先生を呼びに行った」と教えてくれた。


スポンサードリンク


その子には「教えてくれてありがとう」と言うのが精一杯だった。恐らく妻は、その子と会ったときはすでに相当苦しかったのだろう。

普段の妻なら近所の子と親しく挨拶をする。その妻が喋らなかったのはすでに喋ることの出来ない状態だったのだろうと想像した。随分苦しい思いをさせてしまったと感じた。私がもっと妻のことを気遣っていればと思う‥‥‥‥

何で妻なんだ。私が死ねば良かったのに‥‥‥‥妻は私のことを恨んでいただろうか‥‥‥‥この苦しい思いを突き詰めてしまうと発狂してしまいそうになる。妻に対して申し訳ない思いと自分が地獄に堕ちればいいのにとか考えてしまう。

妻が倒れたとき直接見ていた子がいたということは、私にとって救いになったかどうか分からないが、倒れたところを誰も見ていなかったとしたら、寂しいし、倒れた状況の目撃者がいないと自分の中で「ほんとに病死?」という思いが脳裏の片隅にあったところなので、スッキリしたことはスッキリした。


スポンサードリンク


その子には「見ててくれて本当にありがとう」と感謝したいし、もっと詳しく聞きたかった。ただなにぶん相手は小学生である。自分の目の前で人が急に倒れそのまま亡くなってしまった事実はショッキングな出来事だと思った。私が小学生の頃に同様のことに出くわしたらきっとトラウマになってただろうか‥‥

その後の話は、小学校の先生方がAEDを持って来たりして、必死に救命措置を行ってくれたという。この点は当日も聞いた話だがありがたいと思ったが‥‥‥‥妻は死んでしまった。ただただ辛い。

妻の死を乗り越えることはきっと出来ないけど、書いて書いて書きまくっている。このブログは半ば自分用のメモか日記のような存在だが、応援してもらえると嬉しい。


当ブログ「ママに会いたい」は死別ブログランキングに参加しています。クリック応援して頂けると励みになります。応援よろしくお願いしますm(_ _)m
にほんブログ村 家族ブログ 死別へ